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音楽劇「美味しいメロディ改」


平成29 年度滋賀県次世代育成ユースシアター事業

「美味しいメロディ改」が12月3日に終演しました〜。

 6月24日のオリエンテーションを皮切りに、毎週水曜日に稽古を重ね、11月の中旬から週6回の稽古とハードなスケジュールでしたが、17名の出演者と共に無事に終演することができました。

 この音楽劇は、滋賀県在住の小学4年生から一般の方までが参加できます。今年も、初めて舞台に立つ子どもたちや、劇団を主宰されている社会人など多様な方々が集まりました。去年に引き続き参加してくれた方々がおり、嬉しい再会もありました。

 音楽劇「美味しいメロディ改」は、去年の作品をバージョンアップし、お芝居に加え、歌ありダンスあり、ゲストの三味線やジャズの演奏あり、映像のアニメーションありと、盛りだくさんな内容です。また会場の滋賀県立文化産業交流会館イベントホールも、なかなか経験できない広さです。

 演出のごまのはえさんは、今年は「気持ちを、表すこと」を丁寧に指導されました。「強い思い、悲しい気持ち、心の中にたくさん膨らましていても、それだけではお客さんに伝わらない。言葉や、体で気持ちを出さないと、観てる人にはわからない。」みんなは、どんな仕草をすれば、どんな声で話せば伝わるのかを、考えました。また自分とは違う役に向き合うことに、葛藤や恥じらいもあったようでした。

 また、ごまさんは「お芝居は”共演”が大切だ」と話されました。「お姉ちゃん役を演じる時、周りがお姉ちゃんのように接しないと見えてこない。慌ててる様子を伝えたい時、周りの人と一緒に慌てたほうが、よりわかりやすく表現ができる」お芝居は、みんなで作るということが具体的に感じられる瞬間でした。

 参加者は、年齢も学校の違う子どもたちと、一般の方。テストや宿題、お仕事を調整しながら、舞台に臨みました。ご家族など、いろいろな方の協力があって、この晴れの舞台を迎えられたと思います。子どもたちは、本番が近づくにつれ、話を聞く姿勢が変わり、空き時間を自主稽古に当てるようになり、どんどん逞ましくなっていきました。終演後の感想会で、一人一人に感想を聞く機会がありましたが、マイクを握りしめながら、涙をこらえる子、それをまた赤い目で見る参加者たちの様子に、みんなで創作をした充実感を感じられました。シニアの方からの一生の思い出として持っていきますとの言葉にも胸が熱くなりました。

この経験を大きな自信にして、毎日を過ごして欲しいと願っています。

もし、つまづいてしまったり、下を向いてしまった時は、この自信をを思い出して欲しい。

そして、挑む時には、勇気に変えて、進んでいってほしい。

そうエールを贈りたくなる、参加者の皆様と創作ができて幸せでした。

来年は、12月23日が本番!!!!

新しい参加者との出会いと嬉しい再会を楽しみにしています。


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作・演出 ごまのはえ

振付 山田レイ

演出助手 高原綾子

     まいやゆりこ

制作 滋賀県立文化産業交流会館

協力 一般社団法人毛帽子事務所

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